2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

お花

もう学校に行けるよ わたしもうかわいそうじゃない もうかわいそうじゃないよ

もう会えないね

100パーセントの愛がほしい 理由もなくただ許されたい いますぐ生まれたばかりの赤ん坊になって言葉をなくしたい 明るいことや暗いことしか分からなくなってあなたの指を握ってみたい あたたかいお湯につかりたい いますぐ死んで誰かの大切な女の子になれる…

ちぇ

わたしだって生きてんだから大人になるし何かに妥協したり誰かを許したりできるようになるよ 怒らないでよ わたしがいちばんつらいんだから わたしは美しくなくなったしそれがいちばんつらいのはわたしに決まってるでしょ また新しい若い幸せな子供を見つけ…

わたくしごとではありますが

世界とか、もうないんだよな

昔の日記を見返していたらなんてつまらないんだろうと思って喫茶店であんこトースト食べてたら店員のずるずるのスカートが目についていやだった つまらなくなってやめるにはまず結婚して青森で農家にならないと 農家の嫁は早起きやちから仕事が大変だから無…

優しさがおめでとうございます

ちゃんと死ななくてはいけないと強く思う 長生きするということや若くして死ぬということではなくてちゃんと、死ななくてはと思う いろんなことが上手にできるようになってきた反面、何もできなくなってきてしまった気がしてならない わたしはほんとうに小さ…

くじらベーコン

くじらベーコンが泳いでいる夢をよく見る わたしは小さいとき切り身の魚は切り身の形のまま泳いでいると思っていた あの大きなギラギラした鮭という魚と食卓にのぼる愛らしい色、形をしたシャケの切り身がどうしても結びつかなかったのでそう思った おさしみ…

だれ

雨って不潔な感じがして嫌い 人がいっぱいいて怖い、背を丸めておなかを刺されないように気をつけながら歩く、知らない人のにおいがこわい、知らない人の歩いたあとが濡れている、こわい、知らない人の声がこわい、知らない人のよろこびが、悲しみが、知らな…

耳の冒険

あんまりうるさいので目が覚めた なんの音だろう 何かが破裂する音。枕元のカーテンを持ち上げると音はいっそう大きく途切れなく何度か鳴ったかと思うと止み、また何度か鳴り、それを不規則にくりかえしていた。花火大会でもあるのだろうか。こんな時期に。…