何を考えているのかわからない たまにこういうことがある どうしていつもと違うのかわからない わたしが悪いと思い込んで頭がおかしくなってはいけないということだけはわかる 三年間でそれを学んだんだわたしは でもどうしたってわたしが悪いようにしか思えない わたしはやさしくなったんだ わたしはもうひとりじゃないし、だからわたしは大切な人をいやな気持ちにさせてはだめなんだ 口をひらくと謝ってしまう、それが、母親や、あなたを苛立たせることを、わたしはもう、わかっているのに、泣いてはいけないと分かっているのに、そう思うと、頭がおかしくなりそうだわたしは、ほんとうのだめになってしまいそうで、つらい、少しのため息や声色に終わりを見つけてしまう そんなのぜんぶわたしの気のせいだ だから頭をおかしくしてはだめなんだ 終わりに近づくだけだってわたしは知ってるはずなのに あなたのまえで泣いてはいけないの、わかる、もう二度と家族をなくしたくない